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バイク乗り物知らず

新型KATANA MICHELIN POWER5 インプレとバッテリー

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足回りの再セットアップとタイヤ交換で手を入れる所はほぼ終わりましたので、KATANAを乗り回して楽しんでおります。

 

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MICHELIN POWER5は乗り心地とグリップ・旋回性と大変バランスの良いタイヤです。
何もしなくてもスイスイ曲がるし、積極的に曲げに行ってもやった事の分だけ応答するし公道で重要な乗り心地も犠牲にしてない、非常に楽しいタイヤです。

新型カタナに限らずGSX-S1000シリーズの新旧全般に言えるのではないかと思いますが、道路の凸凹で「ガツン!!」と不快な突き上げを経験したことがあるはずです。元々スーパースポーツのR1000エンジン&フレームに足回りの仕様は10年以上前のもの、その上リアサスは安物って組み合わせなのでゴツゴツした感じになるのは仕方がない所ですが、騙されたと思ってMICHELINタイヤのロード5辺りを履いてみて下さい。不快な突き上げがある程度緩和されると思います。

POWER GPとPOWER5の違いが何かと言えば、乗り心地の良さにどんだけパラメーター振ったか、なのでGPに比べてPOWER5が耐摩耗性が良いというわけではないんですね。

 

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もちろんレイングリップもそこそこあって、予期せぬ雨天走行でも気負わずに走らせることが出来るのは良いですね。

ただ、8,000kmぐらいは持ってほしいところ。

 

新型KATANAも納車から2年以上経過しまして、そろそろ心配になってくるのがバッテリーのヘタり具合。始動はセル一発なのでまだしばらくは大丈夫でしょうが、寒くなると弱っているのが露呈することも。どんな状態かチェックします。

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オプティメイトに繋いでみます。
ちょいと見にくいですが、診断モードで緑と黄色のインジケーターが同時点灯しています。ヘタってますね。元気なように見えて純正バッテリーも2年ないしは3年で弱ってくるもんですね。


この状態でオプティメイトを1週間ほど繋ぎっぱにしておくと、補充電をじっくりと繰り返して使用可能な緑ゲージまで復活はします。寒い時期にセル始動で過放電に気を付ければ、まだ1~2年は使えそうです。

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ちなみにKATANAのバッテリーとMT-07のバッテリーは、YTZ10Sという同じ規格です。KATANAはフルLED化されていますので消費電力も700ccクラスのもので良い、ということなのかな?なんにしてもストックのバッテリーがバイク2台で共用できるのはメリットです。

 

 

さて、皆様もニュースでご存知かと思いますが、新型KATANA、いつまで「新型」と付くのか定かではありませんが2022年モデルとしてまさかのマイナーチェンジをしましたね。まだ売る気なんですね、スズキさん。

ソリッドアイアングレー

Suzuki ad EICMA 2021のライブ配信見ててびっくりしました。
この色カッコイイですね。空軍のロービジにクリアのせてツヤツヤにした、みたいなカラーリングです。

メタリックマットステラブルー

もう一色は艶消しの藍色? ちょっとお姉ちゃん邪魔、KATANAが見えない。

メタリックマットステラブルー

マットブルーって色になるんでしょうか。光の当たり方でブラックに見えたりして目を楽しませてくれます。
マイナーチェンジとはいうものの、これはベース車になってる新型GSX-S1000をKATANA仕様に組み替えた派生モデルで、アップデートされている装備は新型S1000と同じです。上下オートシフターはイイですなぁ。

ベースがS1000なんで、トップブリッジからハンドル周辺もS1000仕様になっています。2019年型とは違う構成になってますからヨシムラなんかのセパハン化キットはそのままでは付かない可能性があります。でもたぶん付くかな?どうかな?トップブリッジ上の上げ底具合が違うので格好悪くなるかもね。

ハンドルバーも新S1000と同じだろうから、ニョキっとそそり立つKATANAのバーハンではない高さを抑えてあるものになってますね。その代わりトップブリッジ上のマウントが10~20mmぐらいかしら?KATANAよりも伸びてますかね。

 

新型KATANAのカラーバリエーションは、黒・銀・赤・藍色・灰色の5色に未発売の艶消し黒の+1色って、意外なほど豊富な展開になってきました。KATANA自体たいして売れてるようには見えないんですが、プラットフォームを共有する車種があるので生産コスト的にそれほど負担にはならないんでしょうね。生産する事に関しては。

 

ミスティックシルバーメタリック

初回生産で終息するんじゃないか?と思っていましたが継続販売するんですね。ただ日本には入ってこないかもしれませんし、これからもGSX-S1000が続くなら極少数をKATANA化していくのでしょうか。話題作りとして。

最初からKATANAは本体のS1000シリーズの販促用advertisementモデル、という位置づけなのかも。それぐらいデザインに全振りしてて、扱いの難しいバイクです。少しでも実用性を求めて他のバイクと何かを比べたら、まず買えない。

 

しつこいようですが、KATANA3.0に付いてたプレート型のハンドルベース出してくれませんか?アレが欲しいんですけど。