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バイク乗り物知らず

KSR110Pro オイル交換 と レバーについて

夏の間はわりとKSRで出かけました。

KSR110PRO at Gokuraku Observatory

3ヶ月で2000kmほど乗りましたので、買い置きのオイルで交換をしましょうか。

KSR110pro engine oil change

真っ黒な廃油です。elfのオイルだったかな?換えた時は良いフィーリングでしたけど1000kmぐらいしか続きませんでしたね。レプソルのオイルもそんなに良い印象はないんですけど、換えた時のフィーリングが長持ちな気がします。

さて、前回MT-07用のRIDE ITレバーが結果的に余ることになりましたが、そのままでは勿体ないのでパーツ取りします。

RIDE IT billet long lever

パーツを取り出すためにバラします。欲しいのは調整ダイヤルの黒のアジャストノッチでコレをKSRレバーの赤いアジャストノッチと交換します。メーカーはそれぞれ違いますけど、この形状のレバーには互換性があります。

KSR110 Adjustable Brake Lever

KSRに付けているこのレバーはBIKERS(バイカーズ)というタイ王国で売られているもので、加工精度も質感も値段の割に良いものです。レバーに可変式のアジャストを付けたこの形状の製品の最初のものだと思います。
長年の使用で赤のアルマイトの色が抜けてきましたので、RIDE ITレバーのアジャストノッチと交換しよう、という作戦です。

KSR110 Adjustable Brake Lever Hydraulic clutch processed product

この画像は初期型KSRに取り付けていた時のものです。10年以上前でしょうか。初期型KSRに油圧クラッチキットを付けていましたのでアジャストレバーというものはありませんでした。ブレーキレバーを2本買って上下ひっくり返して、クラッチピストンを押せる形状に自分で削り加工して使っていました。油圧ピストンを押すレバーのベース部分とレバー先が別パーツに分割されているから弄れるんですけど、レバーベースは無垢のアルミ地になっています。

KSR110 Adjustable Brake Lever KSR110pro

その後KSR proに乗り換えて油圧クラッチからワイヤー式に変わってますので、バイカーズではなくU-KANAYA製NINJA250用アジャストレバーの中古を入手、レバーベースを移植してKSRproへ取り付けしました。NINJA250とKSRproはレバーだけでなく色々と互換パーツがあります。テールライトASSYとか。なので、レバーベース部分がNINJA250用の黒に変わっています。U-KANAYAとバイカーズとで販売元は違うのですが、パーツに互換性があるのです。おそらくRIDE ITとも交換できるでしょう。

Adjust lever mixing build

思った通り、黒いアジャストノッチに取り換えることが出来ました。レバーの構成は、レバーベース:U-KANAYA・アジャストノッチ:RIDE IT・レバー:BIKERS、という3社ミキシングビルドなアジャストレバーになりました。

このバイカーズのアジャストレバーが流行り出すとU-KANAYAという所から同じようなレバーが販売されて、MT-07用に買いましたけどもRIDE ITなんて聞いたことも無いような所からも同じようなものが販売されていました。バイカーズがたぶん最初だとは思いますけど、製造元の卸先がU-KANAYAやRIDE ITに販路を広げた、という感じでしょうか。それともバイカーズがオリジナルで他はパクったか。どうでしょうね?組付け寸法が全部同じってのは弄り好きには中々に愉快です。
そういうわけで、この形状のアジャストレバーはレバーのベースさえそのバイク用の物があれば、アジャストノッチやレバー部分を好みのカラーに変更出来ます。

 

Remove clutch cable

レバー繋がりでクラッチケーブルの交換もします。
中々に酷い取り回しでキャブとエアクリBOXの隙間を通してハンドルまで伸びています。ケーブルのテンションで軽くステダン状態になっているので、ついでに取り回しを変えてみたい所です。

Comparison of clutch cables

新品のクラッチケーブルにはゴムのブーツが最初から付属していました。別途頼んでしまってクラッチケーブルブーツが余りました。

clutch release side

取り換え自体は簡単でした。ケーブルの取り回しを変更してみようと試行錯誤しますが、結局純正と同じ取り回しでないと今よりも酷く無理な角度にしか取り付けられず、ああー・・・コレが限界だったのか、と納得しました。バイク弄っているとこういう事が良くあります。

clutch lever side

ライト裏側の取り回しを変更して、フォーク上部にあるケーブルガイドから外に出してライトカウル内で撓ませて遊びスペースを確保するように換えます。これでステダン状態が少しは解消してハンドリングが軽くなると良いのですが。

 

KSR110pro Total mileage

KSR110pro
総走行距離:36,485km
■エンジンオイル交換 REPSOL MOTO SPORT 10W-40 900ml
クラッチケーブル交換
■レバーのモディファイ

KSR110pro at Koishiwara traffic Park

アジャストレバーは調整部分が別パーツになっていますが、バイカーズのレバーは精度がぴっちりしてて上下方向にガタは有りません。パーツ取りで買ったU-KANAYAにも無かったですが、RIDE ITやEFFEXにはありました。作動方向ではないので操作に問題はないんでしょうけど、ガタがあるとレバータッチがグニャるのでどうにも好きではありません。お値段なり、って感じでしょうか。

Reassemble IDE IT billet long lever to MT-07

ところがどっこい、前回EFFEX スムースフィットレバーへ交換したMT-07ですが、嫁の希望でRIDE IT ビレットへ戻しました。パーツ取りしてしまったあと組み直してますのでアジャストノッチが色褪せた赤アルマイトに変わっているのが見えると思います。
見た目のクオリティはEFFEXの方が段違いに良いのですが、操作性はRIDE ITの方が上との事です。違いがあるとするならレバーの厚みはRIDE ITの方が厚くて角ばってて、あとは結果的に自分がアジャスト機構の全バラ組み直ししたぐらいなんですが、EFFEX レバーよりもRIDE ITの方が半クラの位置がコントロールしやすい、というインプレでして、いやーわかんないモンですねぇ・・・。