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バイク乗り物知らず

KSR110pro フロントブレーキ整備 マスターOH

KSRとの付き合いも長いもので、今乗っているKSR110proは二代目です。

<KSR110-A1>

<KSR110-A1>

初代はKSR110のA1型、初期型に乗ってまして、この頃のカスタムだとまだ国内KSRの面影が残っていますね。

<KSR110-A1 + 2011'Thailand Edition>

<KSR110-A1 + 2011'Thailand Edition>

その後、タイカワサキの新型カウルを付けたりアルミホイールを履いたりして、初期型を弄ってました。当時は新型KSRは国内未発売でしたからね。中は初期型なのに外だけ新型という。

 

ざっとKSRの歴史

2002 KL110-A1   初期型 リコール多し
2004 KL110-A2
2005 KL110-A3
2006 KL110-A6F
2006 KL110-A6FA
2007 KL110-A7F
2008 KL110-A8F
2009 KL110-A8S   国内販売終了

2013 KL110-DDF  新型KSR110(made in Thailand)
2014 KL110-DDF  KSR110/Pro(made in Thailand)

新型KSR110は、ブライトが輸入販売していたモデルで2014年よりMTクラッチ仕様のproも併売してました。年間800台ほど持ってきてたようですがそれほど売れず、後継のZ125にモデルチェンジしております。個人平行輸入分とあわせても、新型のKSRは日本国内でおそらく2000台以下だと思います。

<KSR110-A1 + 2011'Thailand EditionⅡ>

<KSR110-A1 + 2011'Thailand EditionⅡ>

この弄りまくってた初期型KSRが事故で廃車寸前になってしまいまして、KSRproへ買い替えました。カスタムパーツで移植出来るものは使いまわして、2021年の今まで乗っています。

そういう経緯で、気になっているのはこのフロントブレーキ廻り。当時からタケガワ225mmフローティングディスク+2potキャリパーキットを組んでました。コレをKSRproにまるっとブレーキASSYで載せ替えてます。
パットは1万km、ローターは2万kmごと、に交換するサイクルで、途中からシフトアップ製の220mmセミフローティングディスクに換えて、キャリパーは継続使用。

 

現在4枚目のローターですから6万km以上この組み合わせです。その間一度もブレーキ周辺のオーバーホールはしてないし、フルードも1回替えたか替えてないかも定かではありません。片押し2potキャリパーのスライドピンにガタが発生しているのか、ローター回転方向にわずかに動いている気がしないでもない。
あ、パット交換の際にキャリパーの清掃ぐらいはしてましたよ。ブレーキマスターもグリスアップ程度ですがメンテはしてました。

 

さすがに2002年製造のブレーキマスターで10年以上全くオーバーホールしてないのもあんまりか、と思います。もうほったらかしにはできないかな。
以前から気にはなっていたので後年式のブレーキマスターを中古で入手しておりましたが、手つかずで放置したまま。現状でもちゃんとブレーキは効くので伸ばし伸ばしにしてました。何もしなくても特に不具合は無かったってヤツです。

実はブレーキOHはやったことがないので、自分で出来そうならこの中古マスターをOHして付け替えようと思います。とりあえずバラして中身を観察しましょうか。。。

 

フルードカップと一体式のよくあるフロントブレーキマスターですね。ブレーキピストンと抑えのワッシャに留め用のCリング、フルードのダイヤフラムと上蓋にダストブーツ・・・部品点数もシンプルですね。
結晶化したフルードカスを削って水道水で清掃、パークリで水分とフルードカスとゴミ飛ばして乾燥します。ダストカバーには破れがありまして、ピストンは再使用できそうですけど、経年使用の痕跡があります。

 

自分でOH出来そうなのでカワサキプラザで純正パーツを買ってきました。ブレーキマスターのボディ以外、中身全交換します。めったに弄らないから替えれる時に全部新品にしとこう。
ボディはフルードで剥げた塗装を簡単にシャシーブラックで塗って再使用します。ドライヤーで加熱すると塗膜が丈夫に仕上がる気がします。

 

ブレーキマスターピストンを自分で組み立てないといけないのか。元々付いてたピストンを手本にゴムを2ヶ所組み込みます。

 

できました。シリコングリスとポリ袋を使ってシーリングゴムの向きもあってますね。

 

ピストンにスプリングを組んでシリンダーに差し込み、ワッシャーを当てて、Cリングでボディに留めます。

 

ダストカバー内部にグリスをたっぷり詰めて組付け。で良いのでしょうか。摺動部分なのでグリスアップしちゃダメってことはないでしょう。
今日の所はフロントブレーキマスターのオーバーホールまで、でやめときます。

 

プラザでパーツを頼むときについでにガソリンタンクの、なんだろ?シールゴム?も入手しときました。ガソリンタンクのエア抜き穴のシールかなんかなんでしょうけど、タンクキャップの凸に合わさる凹形ゴムがすぐに破けます。今回2回目の交換です。

 

これ替えないとKSRがガス臭いんですよ。なんか臭うな?と思ったら大抵ココが破れてます。

 

<KSR110pro>

<KSR110pro>

これは今現在のKSRですが、過去の画像を掘り出して見比べてると、初期型を弄ってた頃のKSRの方がカッコいい。ほとんど同じパーツで組まれているのに、何か微妙に違うのですがー・・・その違いが何かわかりません。
まーとりあえずブレーキ周辺の補修をぼちぼちやります。

つづく