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バイク乗り物知らず

KSR110pro テールランプLED化 USB電源取付

お暑いでやんす

KSR110pro

バイクで街中は暑すぎで新型KATANAさんで出掛けるのは無理でも、KSRなら山の方へ行けば少しはマシ。舗装された林道をトコトコと流す分には涼しい気もして、酷道気味な林道コースはKSRの本領発揮という所です。

 

License lamp burned out

それで、ですね、ふと見るとナンバー灯が死にかけてます。5ヶのうち3ヶ死んでて2ヶだけ点灯。フェンダーレスキットに付属してた交流でも何故か駆動するLED灯なので換えは持ってません。

 

Creating a mounting stay

どこで手に入れたか覚えてませんが、車庫を漁ると+でも-でもどっち向きに配線しても点くLED灯がありました。なにかのフェンダーレスキットのナンバー灯ステーを加工して、使ってみようかと思います。ただ、ナンバー灯を交換するとなるとリア周辺を盛大にバラすことになるので、テールランプもどうにかならんかな?と探してみると

 

SP TAKEGAWA LED tail lamp KIT 

■SPECIAL PARTS TAKEGAWA LED テールランプ KIT

タケガワからKSR110(asian model)にも対応というキットが出ていたので早速入手。前にLEDテールキットが無い、と言いましたが探せばあるもんですね。AC/DC変換して電圧もオトして駆動するんでしょうか?アジアンモデル対応品ってことはKSRproにも使えるってことで良いんですよね。

 

instruction manual

取説読むと「テール灯+をACCに繋ぎ換えろ」とありました。・・・違うんだよ。キーONでバッテリーから給電する線に繋げばLED使えるのは知ってる。欲しかったのはソレじゃなくて。これならposhから出てたninja用のテールキットで良かった。
対応してると思ったからタケガワのキットにしたのに、と軽く裏切られた気分です。

 

Removal of parts around the tail

買っちまったモンは仕方ないしナンバー灯はどっちみち交換しなきゃならないので、テールカウルから何から全部取り外します。
エーモンステーで見てくれ悪く組まれてるモノは、リアカウル内に仕込んだインナーリアキャリアです。組んでから5年以上経ちますが、しっかりgivi箱を保持してくれてます。折角ここまでバラしたので一応増し締めはしました。

 

Processing of tail lamps

取説の指示では純正のハーネスを付属のエレクトロタップで加工するようになってましたが、純正ハーネスに手を加えたくなかったので、割り込みカプラを作って取り付ける事にします。俗にいうカプラーオン加工をします。
たまたま3極カプラの手持ちがあっただけなんですけどね。

 

Coupler on processing

純正テールライトASSYからの配線で黒/黄は-、青がブレーキ灯+、赤がテール灯+。ブレーキ灯はエンジンがかかってなくてもレバーやペダルを操作すると点灯するので、コレはキーONからのACC給電(バッテリーからの直流)。間にブレーキスイッチが入ります。テール灯はエンジン始動と連動してるのでAC駆動(交流)。こちらはエンジン駆動中は常時点灯。配線弄らずに付けるとテール灯はものの数秒で焼けちゃいますが、ブレーキ灯は動作する。

手持ちの配線で黒/黄→黒・青→緑・赤→茶色と似たような色で割り込み雄カプラを作ります。赤は茶色線で逃がして雌カプラには繋げず、ACCへ配線出来るように先端にはギボシを組みます。

 

Rear brake switch

ACCの取り出しは、バッテリーケース真下のリアブレーキスイッチのカプラにある茶色線から取ります。
この線を弄るのにバッテリーを外して、バッテリーケースも固定を外してフリーに動かせるようにして作業しています。無駄に時間ばかり喰います。

 

Rear brake switch coupler on processing

こちらの線も切るのが嫌だったので、手持ちの2極カプラで割り込み加工します。雄カプラの茶色線を分岐させて、先ほど作ったテール灯の茶線を繋げば作業は終わりですが、ついでにこのACCにナンバー灯の+も繋いでDC化します。せっかくなので、このACCからあともう一つ取り出しします。

 

USB power harness

これだけでは何が付いてるのか分かりませんね。ハンドル廻りにUSB電源を引きました。ちょうどガソリンタンクの真下辺りに5V2.1A変換コンデンサ?かなんかユニットを結束します。常時電力使うものでもないけど、たまにスマホナビを使うこともありますので、今時のバイクだったらUSB給電は当たり前の装備でしょうか。

 

State of regulator

リアブレーキスイッチから取り出したACCにテール灯・ナンバー灯・USB電源の+を繋いでレギュレーター横のカバーの中に収めます。ちょうど良い感じに空きスペースがあるものです。
レギュレーター下についてるのはウインカーリレーでして、ここの茶色線もACCなので、ここから取っても良いかもですが、カプラの形が特殊過ぎてカプラーON加工できなかったので触らずにそのままです。

これで配線関係は終わったので灯火テストします。

 

Lighting test

キーONでエンジン始動しなくてもテールとナンバー灯が付きましたので、配線は成功のようです。この状態はバッテリーから電力持ち出しなので、付けっぱなしはバッテリーに良くありません。このKSRはキャブヒーターも35wのハイパワーなのを付けてますし、手動スイッチも付けてます。これもACCで駆動するので、バッテリーには厳しい仕様になってしまいました。LEDなので消費電力は少ないとは言え元々ACC線にはこういうものはぶら下がってませんから、バッテリーから余分な電力を持ち出すことになりました。

 

Assembly test

時間も押してますのでちゃっちゃと車体に組付け。ハーネスを噛んでないか再度点灯テストします。ナンバー灯が明るすぎてリアタイヤごと照らしそうなほどの光量です。結局DC化したので普通に売ってるLED灯が使えるようになりましたから、もう少しコンパクトで光量を落とした物に後日変更しましょう。ナンバー灯が大きすぎて、ナンバーに被り気味だし整備不良的に難癖付けられても気分悪いのと、なにより車体に対してサイズが合ってなくてカッコ悪いです。

 

USB power supply confirmation

ハンドルに持ってきたUSB電源のテスト。キー入れるだけでちゃんとスマホに充電がかかるので、こちらも大丈夫のようです。この日は昼に買い物に出てカード切って、それから午後の作業でしたから・・・どうでしょうか、5時間ぐらい作業してますね。

AC(交流)駆動の灯火類の数が減ってAC電力の使用量は減ったわけですが、その分レギュレーターで熱に換えて捨てる電力が増えるんでしょうか。それともバッテリーへの充電に廻ってDC(直流)駆動になった灯火類に供給されて上手いこと帳尻が合うんでしょうか。過去に一度ツーリング中にジェネレーターが即死して走行不能になったことがありましたので、ちょっと不安ですね。

 

KSR110pro Rear view

リアカウルもgivi箱ベースも組み直して作業終了。
始まりはナンバー灯切れからで、LEDテールキットがAC(交流)対応品ではなくて要加工品だったという勘違いはありましたが、ウインカー以外の灯火類がLED化されました。USBで給電できるようにもなったし、電装系のアップグレードということで、まぁやって良かったんじゃないでしょうか。