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バイク乗り物知らず

KSR110pro リアタイヤ 交換

GW中、家の修繕DIYをしたり、KATANAに乗ったりしてみても結構渋滞だったり、なんやかんやで過ごしていますが、時間があるのでKSRのタイヤ交換に挑んでみます。

KATANA 米塚

というのも、KSRのリアに履こうと思っている120/80-12サイズのタイヤはショップでは流通在庫も無くて取り寄せを頼んでもいつ入荷になるかも分からない、ってことなので仕方なく自分で交換することにしました。

 

TIMSUN TS636 120/80-12 65J TL

リアに履くタイヤは

TIMSUN ティムソン TS636 120/80-12 65J TL

Web!keで5,000円ぐらいでした。その他、タイヤレバー3本とビードクリームを一緒に買って、あとは手持ちのタイヤ艶出しワックスに中華製電磁ポンプ

 

さぁ、上手く出来るでしょうか。

 

ksr110pro ジャッキアップ

サイドスタンドに当て板して車体を真っすぐにし、右ステップ下にジャッキ当ててリアタイヤを浮かせます。フロントブレーキはバンドか何かで軽くブレーキかけて車体が動かないように。チェーンアジャストやアクスルナットは、これらの前に緩めておきます。

 

リアタイヤ

リアタイヤを外します。ホイール周辺にはいくつかカラーがありますので、どの位置にどのカラーがはまっていたか分かるように置いておきます。下にあるスプロケットの付いてるリアハブ内にもカラーがあります。一度組み忘れたことがあったので、組んだまま外さずにします。

 

手製ビード落とし

ビード落としが大変っぽいので、テコの原理でビードを落とせるビードブレーカーを自作してみました。スカイウェイブも工具の一部になってます。

 

で、落ちることは落ちるんですが・・・

 

タイヤレバーでビード落とし

結局タイヤレバーでこじってビードは落しました。コレ手が3本ぐらい欲しい作業ですね。ホイールプロテクタも最初は使っていましたが、途中からめんどくさくなってダイレクトにホイールへタイヤレバーをかけて作業することになってしまいました。

 

ビードが落ちました

1時間ほどでホイールからタイヤが外せました。エアバルブは破壊して取り外して新品と交換します。新しいエアバルブをホイールに組み付けるのに、最初どうやってもはまらなくて、どうしたものかと思いましたがペンチで挟んで保持したまま、タイヤレバーでまたまたテコの原理でペンチごとねじり上げてバルブのダボをホイール側にはめます。

 

ティムソン TS636 【120/80-12 65J TL】

タイヤの黄色い軽点マークをエアバルブに合わせて、回転方向の確認も忘れずに。タイヤの組付けにはビードワックスとタイヤの艶出しクリーナーを使用しています。艶出しクリーナーの方が滑りが良くて、30分ちょっとでホイールには組み込めました。

あとはエア入れてビード上げるだけ、なんだ?タイヤ交換楽勝か?と思ったところが、次から罠にハマります。

 

電磁ポンプでビード上げ

手持ちのエアポンプは手押しの自転車用と、このエア圧チェック用の電磁ポンプのみ。コンプレッサーとか持ってません。んで圧3.0でエア入れますが全然入りません。

全周囲からエアが抜けてて、よく見るとタイヤのビードがホイールのセンターに落ちてて密着していません。タイヤを全周に渡って落としてみたり、上に座ってみたり、レバーでこじって外周に噛ませてみようとしたりしますが、全然ダメ。

手持ちの工具では手詰まりです。

 

タイダウンベルト使用でビード上げ

ホースをタイヤとホイールの隙間に詰めてもダメ。仕方がないのでタイヤごと持ってホームセンターにタイダウンベルトを買いに行きます。その近くのガソリンスタンドでタイヤの全周囲にタイダウンベルトを巻き付けて締めあげて、借りた空気入れでエア注入。入れ始めてすぐに「ぽん」と1発、ある程度入れて「バン!!」と2発目、なんとかビードは上がったようです。この時のエア圧は3.5ぐらい入ってました。

で、自宅へ持って帰ってきましたが、これらの試行錯誤に買い物やらなんやらビード上げ作業だけに要した時間は2時間って所です。

 

電磁ポンプでエア注入

今度はビードがちゃんと上がっているので、電磁ポンプでエア入れ出来ます。KSRR指定エア圧は1.5ですが、様子見で1.7。いろいろありましたが、なんとか走行できるように持って行けそうです。

自分でタイヤ交換をやってみて分かることもあるんですね。エアコンプレッサーなどの設備がないと、作業が進まない時の打開策がないです。もちろん手押しポンプでビード上げ出来ることもあるんでしょう。タイヤ交換時にホイールとタイヤビードが触れてはいるんですが、密着はしていないので入れたエアとビードの隙間から抜けていくエアの比率が肝だと思いました。

多少密着が甘くても一気に大量のエア注入でゴリ押しして、隙間から抜けていくエア量を上回ればタイヤにエアは入って行って、ビードは上がるんでしょう。これが手押しポンプや少しづづ注入していく電磁ポンプでは、入る量より抜けてく量の方が多いので、いつまで経ってもビードが上がる所にまでたどり着けないってのが、今回自分がハマった罠でした。

 

 

ティムソン TS636 荷重指数65 スピードシンボルJ

車体にホイールを組付け。なんかどこかで見たことあるような・・・昔のMETZELERにこんなパターンのタイヤがあったような気がする。

タイヤのカテゴリはシティユースでハイグリップではないと思います。まぁ耐久性重視ってことで良いかと。何キロ持つか知らないけども。

 

チェーンライン

KSRに120mm幅のタイヤを履かせるとチェーンに干渉する場合がありますが、このティムソン TS636 ってタイヤは全然余裕があって、幅120mmは無いっぽいですね。

 

ティムソン TS636 120/80-12 65J TL タイヤ フロント・リア共用

 

作業時間はリアタイヤだけなのに7時間って所です。時間のある連休中でないと絶対にこんなことやらんなぁ。ビード上げさえどうにかできれば自分でやらないでもないんですけど、何か上手い方法はないものか。

ただ一つ言えることは、この作業量とかかる時間だったらバイクショップで金払って換えてもらう方が絶対にお得です。結局ガソリンスタンドでエアコンプレッサー借りないとタイヤ交換は出来ませんでしたから、設備もないのにタイヤ交換に手を出したのは浅はかでしたかねぇ。