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バイク乗り物知らず

KSR110pro ヘッドライト球交換 ステアリングステム増し締め

The island you can visit with KSR110pro

ヘッドライト球をLEDに換えて、KSRも今時の原2クラス並みの明るさになったかなーと思っていたらLED球が切れました。

Remove parts from headlight cowl

KSR110proはヘッドライトが交流駆動なので、スフィアライトの直/交両方対応のLED球を付けていました。LED化の作業でゴムブーツの一部を加工していまして、LED関連パーツをただ取り外すだけだと、防水性が担保出来ない状態になってしまいます。
一度純正状態に戻しますので、予備で取り置きしているライトカウルからパーツ取りします。

M&H Matsushima LED Headlight Bulb PonLED (Pon Red) HS1

同じLEDを再度取り付けても同じように故障するでしょうから、今回は別のものにしようと思います。

■M&Hマツシマ LEDヘッドライトバルブ PonLED(ポンレッド) HS1

アドレスのLED化に使いましたマツシマのポン付け仕様のLED球です。直流/交流両方対応とパッケージに記載がありますので、交流駆動のKSRにも使えるはずです。
純正ハーネスにそのまま取付できるタイプなので、無加工状態のゴムブーツが必要だったというわけです。

Removing the headlight cowl

ライトカウルを外して、スフィアライトの直/交制御ユニットを外します。最大±160vまで対応するユニットなので、最大で60vまでのKSRなら余裕かと思っていましたが、1年ちょっとで損耗してしまいましたね。まぁ、そりゃそうか、という感じで、資金力に差がある社外のパーツだし、耐久性は各社メーカースペックの純正部品以下でしょうよ、と。

このユニットは純正ハーネスを加工するわけではなくて、途中に割り込むだけなのでユニットを外せば元通りの配線に戻ります。

M&H Matsushima LED Headlight Bulb PonLED (Pon Red) HS1 light test

マツシマのポンLEDを取り付けて、エンジンかけて灯火テストをします。一応点灯はするのですが、アイドリングでやたらチラつきます。スロットル開けて回転上げれば安定するのかな?と軽くフカすと、パッと消えました。

以降二度と点灯しませんでした。車体側のレギュレーターとの相性など原因は色々あるので、んー・・・パッケージに偽りアリ、とは言いたくないが、どうなんでしょうね。

damaged led headlight

スフィアライトは一応使えたのでKSRに対応してたと言っても良いのですが、2年は持たない耐久性では、常用するのはちと厳しいか。マツシマに至っては、点灯15秒でご臨終、KSRに付けてはダメな商品でした。

マツシマのポンLEDは1年保証とあったので、購入した販売店に現品とパッケージとレシートを持って事情を話すと返金して頂けました。同等品に交換されても使えるかどうか分からないので、こういう所は通販ではなく実店舗で購入するメリットですね。
スフィアライトは3年保証付きで、手続きすれば交換してもらえるとは思いますが、2年持たないLEDをまた取り付けるのかって話で、まぁ使わないです。

Return to HS1 type halogen light

結局KSRのLED化は取りやめて、HS1のハロゲン球に戻しました。
間違えて55w/60wのH4球を付けてしまいましたが、やたら暗かった。H4球とHS1球は3ヶ所ある位置決めの爪が1ヶ所僅かに違うだけなので、HS1型用のライトソケットにならH4球が取り付け出来てしまうのです。逆は爪の加工が必要ですが一手間かければ付かなくはないってトコです。

HS1型35w/35wは一昔前の原2クラスでは一般的なヘッドライトですが、これをH4型の55w/60wに換えても明るくはならないです。ま、明るさはともかくハロゲン球にしとけば間違いなく照らしてくれる信頼度と耐久性。

このハロゲン球は通算9年目なわけだし、LED化についても良い勉強になりました。

Looseness of stem adjustment nut

SBSでフロントフォークOHとステムベアリングの交換をしてもらいましたが、ブレーキング時にステム周辺から「コクン・・・」という異音とショックが感じられます。たぶんステムアジャストナットの締めつけトルクが甘いんじゃないでしょうか。
点検がてら増し締めします。

Retighten the stem adjustment nut

トップブリッジ上のステムナットを緩めて、適当なフックレンチかけてアジャストナットを回して見ると、たいして力をこめなくてもスルスルと回ります。1/2回転ほど回したあと、マイナスドライバーをナットの爪に当ててハンマーで1/8回転ぐらい叩き込みました。
ステムアジャストナットの締め込みトルクはセルフステアの即応性とかステア動作に影響します。締め過ぎはダメですが、かと言って緩すぎなのもステムベアリングとレースを痛めるのでアウト、絶妙な締め加減がめんどくさい作業です。

Two drain ports on the gas tank

このKSRproはタイ仕様のタンクを付けていまして、このようにオーバーフロー用と蒸留ガソリン還元用の2本のホース取り出し口が付いてます。蒸留ガソリンのホースは、キャブをVM26に交換した際に還元装置が組み込み不能になったので、栓をしてました。

満タン時に車体を揺らすと、この栓からガソリンが染み出して来ます。経年劣化で漏れるようになっちゃったみたいですね。

Plug the charcoal canister mouth

6mmボルトを埋め殺してバンドで締めて様子を見ますが、じわっと染みてきていました。後日、ホースエンド部分をシューグーで塗り固めましたが、なんか圧がかかっているようで施工中シューグーの気泡がプクプクと湧き出しています。タンクキャップを開けてタンク内圧を大気開放にしてからの再施工で、ホースエンドを塗り固めて処理しました。

今の所漏れは止まりましたので、シューグーはちゃんと硬化すればある程度の耐ガソリン性があるようです。この靴底補修剤はバイク補修にはマジ万能。

Checking the operation of the cab heater

まだ冬ですが、妙に暖かい日もあって暖冬なんでしょうかね、VM26キャブがやたらと貼り付きます。

貼り付くというのは、スロットルバルブがキャブ内壁に凍結して貼り付き、エンジンの回転数が戻らなくなるアイシングという現象のことです。こうなるとエンブレはかからないしエンジンフカしてるみたいでうるさいしで、まぁ危険です。対処法はクラッチ切って空ぶかし一発入れれば、その場だけは戻ります。

kitako VM26 carburetor

アイシング防止の為にキャブにはヒーターを付けていますが、あまりに貼り付くのでちゃんと動作しているのか気になりました。手動スイッチをonにしてしばらく放置、キャブボディを触ってみますとちゃんと暖かいので動作はしていますね。

湿度などの気象条件によるのですが、今付けている35wのキャブヒーターの発熱量では、VM26のインマニで発生する断熱膨張からの冷却効果に負ける場合があるという事でしょう。こうなると、別の手段でスロットルボディ周辺を温める方法を考えないと解決しませんね。ちなみに真夏でもアイシングは発生します。

Replacing the idle adjustment screw and O-ring of the VM26 carburetor

何気にこのキャブ、2011年から使ってました。旧KSRから使いまわしているので今年で13年目になりますが、いつだったか・・・5年ぐらい前にガスケットとかOリングとかインシュレーターの交換など、一応のオーバーホールはしています。

キャブレターは本体も消耗品でして、少しづつボディ内部が霧化ガソリンで研がれて各部位のクリアランスが広がって、セッティングは濃い方向へずれていきます。VM26キャブは今でも購入できるので現品確保しとくか。

2014 KSR110pro

まだ寒い日が続きますが、ハンドルカバーを外してバーエンドミラー仕様にしました。

12インチホイールを履くミニモトサイズのバイクは、気軽にメンテやカスタムを自分でやってみようかな、という気分にさせてくれる所が良いです。自分でやれば維持費もそれほどかからず、愛着も沸いて乗り換える気にならないです。そんな感じでKSR110proとの付き合いもそろそろ10年目になります。あと何年乗れるでしょうか。