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バイク乗り物知らず

ADDRESS V125G CF46A LEDヘッドライト球へ交換

KSR110pro and address V125G at Yoshinogari Roadside Station

KSRスカイウェイブもヘッドライトをLED化しましたが、嫁用アドレスはハロゲン球のまま、この2台が明るくなったのを目の当たりにしてアドレスもLEDにしてほしい、と依頼がありました。

我が家のアドレスV125Gは、たぶんK7のCF46Aなので灯火類はKSRと同じく交流駆動だったと思います。しかも特殊なPH12とかいう、他には無い規格のハロゲン球が入っています。交流(AC)/直流(DC)兼用のPH12規格のLED球、そんなレアなLEDはあるんでしょうか。

M&H Matsushima LED headlight bulb PonLED (Pon red) PH12

ありました。

■M&Hマツシマ LEDヘッドライトバルブ PonLED(ポンレッド) PH12

直流/交流どっちも対応のPH12LED球です。ソケット形状もそのまま、なんの配線加工もせずにポン付けできるとは、こんなものがあったんですね。価格も4000円で釣りがくるという安さ。マツシマの PonLEDシリーズには交流のKSRにも使えるHS1型のLED球もありました。こっちにすればもっと手軽にKSRをLED化できてましたね。

V125G light cowl removal

ヘッドライト球を換えるだけの作業ですから、ライトカウルだけ外します。
アドレスのライトカウルは、下から上に引き上げて外すように爪が配置されていますが、ウインカーがマウントされているフロントカバーを付けたまま作業すると、引っかかってちょっとしか引き上げられずカウルの取り外しが困難です。そこで、メーターパネルを上にコジって隙間を作って、カウル側の左右どちら側からでもいいですが、爪を1ヶづつ下に押しながら前方へ外していきます。シリコンスプレーなどで滑りを良くしておくと簡単に外せます。

Installation of LED headlights

さくさく進んで、取り換え作業は終了しました。
調べるとスフィアライトからも、V125GのCF46A型に使えるPH12LEDキットは出ていました。ですが純正ハーネスをカットしたりギボシ組んだりと、配線加工が必要なのと、価格が倍以上します。

V125Gのハロゲンヘッドライトは40w/40wです。今回交換したマツシマだと消費電力は35w/35wで5w減になるそうです。対してスフィアライトは15w/20w、と省電力効果は圧倒的、高いだけのことはあります。AC/DCの変換方式に違いがあるんじゃないかな。明るさももしかしたら違うかもしれないですね。

LED headlight light test

灯火チェック。ハロゲンより全然明るいですね。

それでですね、ライトカウルを組み込んで光軸調整をしようとしても全然調整出来ないし、そのうち「コロン・・・」ってなにか落ちました。光軸調整が効かない原因を探る為に、もう一度ヘッドライトカウルを外します。

Damage to the optical axis adjustment part

画像では上下逆になっていますが、下に転がっているボルト的なものが光軸調整をする部品です。その中にある樹脂製の破片は、本来は画像で言うと上のカウル切り欠き位置にハマるライトケースの一部だったものです。光軸調整ボルトを保持する部位で、まぁ御覧の通り破損して、ボルトが保持出来ない状態になっていました。これでは光軸調整は効かない。

というかこの状態で乗ってたということは、ライトが暗いのではなくてちゃんと路面を照らせていなかっただけなのでは。周囲に光軸の効いてないムスカビーム状態で今まで乗っていたとしたら、大変申し訳なく思います。

とは言え、今からライトケースを買いに行くわけにもいかないので、手元にあるモノでどうにか補修します。

Repair of damaged areas

画像のライトケースの上下は正位置です。6mmボルトを回り止めになるように、破損せずに残存している部分にハメて、脱落した樹脂の破片も差し込んで、ボルトは抜け落ち防止にタイラップで仮固定、このあと周囲全部をまるっと靴底補修剤のシューグーで塗り固めました。

厚塗り出来る所だと、シューグーはソコソコに強度もあってバイクの補修には万能に使えます。

Modified optical axis adjustment nut

ライトケースに埋め殺したボルトから、ライトカウル下へ良い感じの長さを突出させて、手回しナットで位置決め固定します。これを少しだけ緩めてナットを持って前後にスライドさせると光軸調整が出来る、という仕様にDIYしました。この方が工具不要で調整できるので、タンデムする時とかにお手軽に照射範囲をアジャストできて便利なんじゃないですかね。

Headlight lighting status after optical axis adjustment

光軸調整が効いているのか、先ほどと違って画像は白飛びせずにライトの発光状況が綺麗に撮れてます。本当はメーター灯もLED球に換えようかと思いましたが、交流駆動のT10球は探さないと売ってないし割高なので今回は見送りました。

黄ばんだヘッドライトをコンパウンドで磨いてほぼ1年経ちますが、黄ばみ防止でワコーズのスーパーハードを施工していました。全く黄ばまなくなるというわけではありませんが、1年ぐらいなら黄ばみの進行を遅らせる効果はあるようです。

ADDRESS V125G <CF46A> LED headlight specifications

秋から冬になりまして夕暮れも早く、暗い夜道を走る機会も多くなりました。V125Gのヘッドライトも、今時の原二クラス並みの明るさではないですけどそれなりに明るくはなったと思います。

これで我が家のバイクの中で、LED化してないのは嫁用のMT-07だけ。ハロゲンでも暗くはないし、照射光も自然色なので目に優しく、取り立てて交換する予定はないのですが、ヘッドライトの規格はスカイウェイブと同じH4と、一般的に安価に流通しているものです。LED光は被視認性も高く、明るいだけでなく事故防止にも貢献するので交換して無駄なことは無いでしょう。

まぁ予定は未定ということで、MT-07もいつかLEDへ換えるかもしれません。