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バイク乗り物知らず

2020.11.14 KATANA ハンドル廻りについて

新型カタナでよく語られるのがハンドル廻りについてですね。この純正のハンドルバーとバックミラーの異物感が凄い。

 

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このKATANAのデザインにはとても許容できない異物がテキトーに付いてる、そんな印象を受けました。
物理的にハンドルを下げようとしてもタンクが干渉するので、これ以上下げれないのでしょうけど、だからと言ってタンクを抉ってしまっては台無しです。

 

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コレはMT-07ですけどにょっきりとハンドルバーがそびえ立っているようには見えないと思います。ハンドル位置としても高くもなく低くもなく。
実はKATANAと同じぐらいのハンドル高なんですけど、この差はなんなのか。デザイナーがちゃんと「高く見えないように」仕事してるから、もしくは車体全体に違和感なく収めるデザインワークを行ったから、だと思います。 

 

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MT-07はなんでハンドルクランプの上にメーターが載っかってるのか。トップブリッジ前にケーブルやら造形の複雑な樹脂パーツで装飾してるのは何故か。
この辺りに「低く見せるヒント」がありそうです。

 

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KATANA 3.0 CONCEPTではプレート型のハンドルベースによって低く見せるためのデザイン処理を試みた形跡がありますが、スズキの中の人には理解できなかったんでしょうか。でなければハンドルバーなんかにするわけがないし、仮になにがしかの意図があってバーハンにしたのだとしても、KATANAに溶け込むデザインワークをしたようには見えません。このバーハンおかしくないですか?って言う人、社内に一人も居なかったんですかね。なんでネイキッドやその他のストファイみたいにバーハンをそのまま付けちゃったんでしょうね。それじゃKATANA3.0のデザインに合致しないってのが、見て分かりませんかね。
初代の耕運機ハンドルのカタナをリリースしたスズキだけに、ハンドルで適当やらかすのは伝統なんでしょうか。そんな所まで踏襲しなくていいのに。

 

ここまで述べた事は、買うかどうするか迷った時の自分の率直な気持ちです。それで、S1000用のFATコンドルバーを見てこの異物をどうにか出来るかもしれない、と考えました。このハンドルバーを見ていなかったら、KATANAは買っていませんでした。

 

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バーを換えただけではまだ半分。
ハンドルクランプからバーが立ち上がる所が見えると、ハンドルが高いナと思えてしまう、この部分を目立たなくすれば良いのかな。KATANAではカバーのようなもので覆って隠すか、目立つものを近くに置いて視線を逸らすか、どっちかしかできないんですがね。

 

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MT-07でメーターのある位置にはハンドルポーチを付けてみました。ポーチの表にはスマホ保持バンドを、中にはUSB2.0の電源を仕込んであります。実用性アリ〼
右レバーの所にはブレーキフルードタンクがありますがその手前にメットホルダーを付けて、左側にはETC車載器を対になるように配置してグリップヒーターのスイッチも隣接させます。この辺りの配置はMT-07のトップブリッジ前にメカメカしい樹脂カバーで覆ってる雰囲気を真似してみました。

トップブリッジ上に見る物を置いておくとバーハンの根本部分が視認しにくくなるんじゃないかな、と。割とイイ感じに収まったと思います。

 

今つけているミラーは単体としては低いものなのですが、そうは言っても物理的にハンドル位置はノーマルバーハンと同じ高さなので、ミラーが悪目立ちしてしまいます。これどうすっかな・・・

 

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■Valter Moto (バルターモト)ハンドルアームミラー VMC-SPX11-STA01
レバークランプにあるミラー取付穴につける一般的なタイプのミラーでは、どうやっても新型KATANAには似合わない、というのが、私の至った結論です。
それは、コンセプトモデルのKATANA3.0にもミラーが付いていなかったのを見るに、ミラーの存在は無い物としてKATANAはデザインされたのではないか疑惑が拭えない。


そういうことなら、とにかく目立たずハンドル回りの構成部品の1つとして埋没してしまうように、低く構えるバーエンドミラーにしてみよう、と適当なヤツの中古を購入しました。私はブランド自体知らなかったけど新品で1ヶ2.5万もしやがる・・・左右で5万は新品で買うのを躊躇するプライス。

 

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横から見るとレバーやグリップに紛れてミラーがあるのかわからないし、目立たないですね。真正面や真横から見ると、ハンドルの垂れ角と絞り範囲にミラーはスッポリと収まって飛び出さないのは良いです。純正スクリーンよりも下にあるのもOK。

 

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前から見ても低く抑えて悪目立ちしない。都合4ヶ所稼働部分があって、いやありすぎて、格好良く見やすいポジションを探すのが大変でして内向きにしたり外向きにしたりと試行錯誤しました。
バーエンドミラーなんて格好だけのオシャレパーツかと思いきや、後方視界もばっちり見えて振動もなく、というかバーエンドウエイトとして機能する合理的なパーツでした。

 

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隣は嫁のMT-07です。見比べるとハンドル周辺はカタナの方が低くまとまって見えると思います。
カタナのハンドルにはタレ角が付いているのでエンド部分は下がってますが、トップブリッジ高では、ほぼ同じ高さなんです。

 

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長々と述べましたが、グリップヒーターのスイッチ位置やケーブルのクランプ方法なども何度もやり直してこだわった部分です。
購入時にここまでの事は頭には浮かんでいたのですが、具体的に何をどうすればっていうものを捻りだすのに1年ぐらいかかりました。ほぼ想像の通りに形に出来たと思っています。

 

ですが、できるならKATANA3.0そのままのハンドルベースを売って下さい。