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バイク乗り物知らず

新型カタナ エアフィルター交換 エアセパレーター撤去

gsx-s1000s katana phantom edition

新型カタナの黒カウルへの換装に合わせて「刃」ロゴを剥がして、ヨシムラのステッカーを貼っていますが、肝心のヨシムラのパーツは1つも付いていません。不義理かなーとも思いまして、何かヨシムラブランドのものを付けることにします。

YOSHIMURA K&N Air Filter SU-9915

ヨシムラとK&Nのコラボ品のエアフィルターがあるのを思い出して、このエアフィルターに交換することにしました。品物はK&Nのものと製品としては何も違いはなくて、非売品のコラボステッカーが付属することぐらいです。
製品寿命は洗浄とオイル塗布で走行120,000km持つ耐久性と、1~4psほどの出力向上があるそうです。出力向上はともかく、純正フィルターを使い捨てにするよりコスパは良いです。

New Katana gas tank

ちゃっちゃとカウルを外します。新型カタナのカウル脱着は簡単、って言いましたけど気温の低い時は、本当にやらない方が良いですね。カウル樹脂に伸びがなくて外しにくくハメ難い、やるなら真夏おすすめ、今の気温ぐらいが限界でしょうか。

tank rear up rod

前回思いついたタンクリフトUP用ロッドで、ガソリンタンクを支えてエアクリBOXへアクセスするつもりでしたが、エアクリに被るような位置につっかえ棒があると作業の邪魔ですね。何か別の方法を考えます。

Tank lift up status

シートレール後ろから紐で引っ張って、吊り上げて保持してみました。紐吊り式でも結構安定してて、上げ角調整用にゴム紐の2本がけにしてます。もっと短いゴム紐ならさらに急角度でリフトUPも出来ます。リフトUP角度の調整が出来ると、プラグやインジェクターなどのエンジン上部へのアクセスがし易くなるんじゃないでしょうか。

エアクリBOX上にはECUが載っていまして、ゴムバンドで簡易に固定されています。その下にゴムキャップがありますが、そのゴムを外した奥に+ネジが隠れています。外さないとエアクリ開けれないので知らないとハマる罠です。

air cleaner box

エアクリBOX内部はR1000k6の頃から大きな違いは無さそうですが、エアファンネルの長さに違いがあります。この長さ変えると出力特性とか弄れるみたいで、ヨシムラからファンネル調整キットが出ています。

エアクリBOX前方の+ネジを外すためには、キーシリンダー根本にあるタンクマウントステーが邪魔で、結局外してしまいました。外さなくてもできなくはないですが、作業効率激下がり、特殊なスネークドライバーとか用意しないと難しいです。このタンクステーを外すのなら、リフトUPロッドは元々使えなかったですね。吊って正解だった。

Injector secondary valve

せっかくエアクリ開けたので色々と点検します。インジェクタのセカンダリバルブが見えますが、ほとんど汚れはありません。汚れてたR1000k6の頃と違って、この汚れ対策はやってるんでしょうね。画像左のスポンジ状の物はブリーザーエレメントで、エンジンから来てるブローバイホースの排出先になります。その途中に内圧コントロールバルブを噛ませています。

breather filter case

いわゆるワンウェイバルブなので、ブローバイガスは吹き抜け側への一方通行です。結果的にブローバイの量は増えますので、汚れ具合を確認します。あまりにひどい様なら定期的に開けて清掃しないと、エンジン不調を呼び込んでしまう。


内圧コントロールバルブを取り付けてから1年強経ちますが、これぐらいなら全然許容範囲です。

GSX-R1000K6 Dirty blow-by gas breather case

参考までにR1000k6の頃のブリーザーケースの汚れ具合をご覧いただきますが、この通りベトベトに滴ってました。このワニスのようなモノがエアクリ内にブチ撒けられてインジェクタを汚して、アイドリング低下やエンストなどのトラブルになる、というのがR1000k5-6世代の持病でした。おそらくクランクケース側の気液分離室の容量か形状を変更してるんでしょう。知らんけど。
ブリーザーフィルタに含まれてる汚れは、ウエスで揉み出してケース側も清掃して組み直します。

Air filter comparison

下が純正エアフィルター、上がヨシムラK&Nフィルター。純正フィルターはあまり汚れていないというか、一部にだけ汚れが集中しています。
ヨシムラK&Nの方は立体的にフィルターは配置されてて、ろ過面積は増えています。K&N社のwebサイトではフィルター面積は純正の5倍あるとか。でもエア取り込み口は小さくなってるんですが、かえって吸気抵抗になってやしませんか?ちょっと不安ですね。

Air separator inside the air cleaner box

以前触れましたけど、S1000シリーズはR1000k5系をベースにしてますが、エアクリBOXのダーティゾーン側に蓋を付けてエア流入量を制限しています。他社のリッターSS程ではありませんが、一応RAM加圧機能もあるエアクリBOXをS1000シリーズには不要と考えたのでしょうか、機能が封印されています。

Air separator removal

K&Nのエアフィルターの入口の狭さとのバランスをとるつもりで、この封印になっているエアセパレーターを取り外しました。たった蓋を外すだけのことですが、これでエア流入量が増えましてECUが補正出来る範囲までは燃料濃くしてくれるので、出力UPが見込めます。
当然燃費は悪くなりますが、それはRAM圧のかかる高速度域でさらに加速状態にするとかのパワーデリバリーの話で、スロットル開度に気を付ければそこまで悪化はしないだろう・・・と甘く考えています。あまりに悪化するならまた蓋して封印します。

Air filter installation status

エアファンネルの横にまで立ち上がったエアフィルターエレメント、コレも吸気の邪魔になるんじゃないかなーと思います。エアクリBOX内のダーティゾーンの容積が増えたけど、ろ過後のクリーンゾーンの容積は減ってます。これに前述のフィルターの吸い込み面積の減少もあるので、セパレーター撤去で帳尻が合ってれば良いんですが、どうでしょうね。

Throttle wire winding part

タンクカバー剥ぐって弄る事はそうそう無いので、スロットルワイヤも清掃と注油しておきます。3万km以上乗ってるバイクにしては、意外なほど錆びもヤレもないし汚れも少ないです。M2カタナはスロットルバイワイヤですから、この部分はモーターかサーボになってるんでしょうね。

Inspection of internal pressure control valve

内圧コントロールバルブも目視で点検します。具体的にはバルブ組付けのタイラップは外れていないか・ホースとバルブの継ぎ目にブローバイの滲みはないか・ホースにひび割れや亀裂はないか、とか。ブリーザーケースの汚れ具合から、バルブ本体の清掃はまだ要らない時期かと思います。

Broken cowl clip

取り外しの際に、サイドカバーのカウルクリップを破損しました。カウルに造作した凸凹に直接はめ込みするのではなくて、負荷がかかる部分には樹脂クリップを噛ませて保持していますが、この樹脂クリップが脱着時によく割れます。この形状のクリップは在庫を持っていません。

Cowl clip replacement

仕方なく、スカイウェイブのテールカバーを抜いて、パーツ取りして、カタナのカウルに組み込みます。カウルを組む際には、差し込み凸にシリコンスプレーをしておきました。次回は外すときに破損を防いでくれたら良いのですが、まぁ保険みたいなものです。スカブのテールカバーはワンアクションで簡単に脱着できるので、後日クリップを買ってきて元に戻しておきます。

さて、エアフィルターを換えて、セパレーターを外した状態で走ってみます。

Touring the new Katana at an event at Tara Elementary School

低回転からトルクが太くなってて、上まで回すと脳ミソがクラっと来るような、パワー感モリモリになりました。瞬間燃費計で見ると高回転域では恐ろしい燃費を叩き出しますが、低回転域だとセパレーター有の時とほとんど差はありません。スロットルを適当に開けるとゴリゴリに加速し始めるので、以前より慎重に操作するようになって、結果的にアクセル開度が少なくなっているのだと思われます。
2500rpm辺りで排気デバイスがギクシャクするのも若干和らいだ気がします。

Stop by an event at Karatsu City Tara Elementary School

気になる燃費の方は、この下道マスツーに参加してみた時は183km/8Lでした。
街中はすり抜け封印してダラダラと大名行列、郊外に足を延ばしてワインディングはさらっと流す感じのショートツーリングで、22.87km/Lならまずまずのスコアです。これならセパレーター外したままで良いですね。

New katana at Tomibansho Park

総走行距離:36,200km
■YOSHIMURA K&N エアフィルター SU-9915 交換
■エアセパレーター撤去

ヨシムラK&Nフィルターがどうだというより、セパレーター撤去との相乗効果で違いがはっきり分かるほど変わりました。S1000シリーズに乗ってる方には、セパレーター撤去するだけでも違いが体感出来ると思います。全員にお勧め出来るかと言うと、人によってはアップハンドルでは伏せないと辛い加速になるかもしれません。エアセパレーターの撤去だけなら費用ゼロ円なので、やってみるのも一興かと思います。